snapdrop#
- アドレス
- ウェブサイトアドレス:https://localsend.org/zh-CN/
- github アドレス:https://github.com/localsend/localsend
- 特徴
- Snapdrop :ブラウザ内でのローカルファイル共有。Apple の Airdrop からインスパイアを受けています。
- 同じネットワーク内のデバイス間でファイルを共有
- 匿名でのアップロードとダウンロード
- 無料ユーザーは最大 40GB のストレージスペースを利用可能
localsend#
- アドレス
- ウェブサイトアドレス:https://localsend.org/zh-CN/
- github アドレス:https://github.com/localsend/localsend
特徴#
- マルチプラットフォームサポート:Windows、macOS、Linux、Android、iOS の異なるプラットフォームをサポート
- 完全無料で広告なし、シンプルで使いやすいインターフェース、ネットワークやアカウント不要
- 効率的な転送速度で大きなファイルの転送をサポート(10G 以内)
- オープンソースコード:誰でもプロジェクトに貢献できます。
- セキュリティ:エンドツーエンドの暗号化により、あなたと受信者だけがファイルにアクセスできます。
使用シーン#
- 頻繁にデバイス間で転送する必要があるが、インターネットに依存したくない、プライバシーとセキュリティに一定の要求がある場合。
使用感想#
- 利点:
- プライバシー保護が際立つ:データセキュリティを重視するユーザー(仕事の文書やプライベートな写真の転送など)に非常に優しい。
- 多デバイスのシームレスな協力:混合オフィス環境(Win+Android、Mac+iOS)で優れたパフォーマンスを発揮し、従来のデータケーブル / USB 転送を代替。
- 軽量化:インストールパッケージが小さく、リソースの占有が少なく、古いデバイスでもスムーズに動作。
- ネットワーク依存なし:ネットワークが切断されている場合やネットワーク品質が悪い場合に明らかな利点(会議現場で外部ネットワークがない場合など)。
- 不足:
- ローカルネットワークの安定性に依存:ルーターやデバイス間の接続が不安定な場合、転送が中断されたり、デバイスが見つからない問題が発生する可能性があります。
- 機能が相対的に単一:ファイル / テキスト転送のみをサポートし、クリップボードの同期やリモートコントロールなどの拡張機能が不足(SnapDrop や KDE Connect と比較)。
- 大ファイルの互換性:一部のユーザーから、超大ファイル(10GB 以上)の転送時に偶発的な失敗が報告されており、デバイスのキャッシュやプロトコルの制限に関連している可能性があります。
- デバイス発見の遅延:最初のスキャンやサブネット間での接続時に数秒から十数秒待つ必要がある場合があります。
LANDrop#
- アドレス
- 公式ウェブサイト:https://landrop.app/
- GitHub:https://github.com/LANDrop/LANDrop
特徴#
- 完全オープンソースとプライバシー優先
- コードはオープンソース(GPLv3 ライセンスに基づく)で、ユーザーは自分でレビューまたは修正でき、データアップロードのリスクはありません。
- エンドツーエンドの暗号化(一部のバージョンでサポート):ファイル転送が暗号化され、ローカルネットワーク内で第三者に傍受されるのを防ぎます(受信側がキーを確認する必要があります)。
- クロスプラットフォームのシームレスな互換性
- iOS を含む全プラットフォームをサポートし、特に macOS と iOS の適合が良好(ネイティブ通知ポップアップなど)。
- CLI コマンドラインツールを提供(Linux ユーザーに優しい)、開発者や自動化スクリプトの統合に適しています。
- 効率的な転送とプロトコルの最適化
- QUIC プロトコル(UDP ベース)を採用し、複雑なネットワーク環境(高遅延やパケットロスなど)でも高い転送の安定性を維持します。
- 複数ファイルの同時転送をサポートし、キュー管理が明確で、大きなフォルダの転送時に効率が大幅に向上します。
- ネットワーク依存なしと多接続方式
- Wi-Fi、ホットスポット、さらにはルーターが未接続のローカルネットワークを介して転送でき、外部ネットワーク環境に適応します。
- デバイス間の直接接続をサポート(スマートフォンとコンピュータがホットスポットを介して直接転送、ルーターは不要)。
- 機能の拡張性が高い
- クリップボードの同期:デバイス間でテキストやリンクをコピー(Apple の「ユニバーサルクリップボード」に似ています)。
- ファイルプレビュー:受信側は画像やテキストなどの内容をプレビューしてから保存するかどうかを決定できます。
- シンプルなインターフェースとユーザーフレンドリーなインタラクション
- デスクトップ版は Finder / エクスプローラーに似たデザインを採用し、モバイル版はドラッグアンドドロップ操作をサポート(iOS の「ファイル」アプリ統合など)。
- 自動デバイス発見:同じローカルネットワーク内のデバイスを秒単位で認識し、手動設定コストを削減します。
使用感想#
- 利点:
- 転送の安定性が高い:QUIC プロトコルはネットワークの変動に対する耐性が強く、大きなファイル(20GB 以上の動画)の転送成功率は同類ツールよりも優れています。
- 機能がより包括的:クリップボードの同期やファイルプレビューが実用性を高め、KDE Connect のエコシステム体験に近づいています。
- Apple デバイスに最適化:iOS/macOS の通知応答やファイル保存パス管理がユーザーの習慣により適しています。
- 開発者に優しい:API と CLI を提供し、カスタマイズされたワークフロー(例:スマートフォンのスクリーンショットを自動バックアップするなど)に適しています。
- 不足:
- 学習コストがやや高い:一部の高度な機能(CLI、暗号化転送など)は一般ユーザーには直感的ではありません。
- リソースの占有がやや高い:バックグラウンドで常駐しているときのメモリ使用量は LocalSend よりもやや多い(約 50-100MB)。
- デバイス認識の遅延が偶発的に発生:サブネット間やファイアウォール設定が複雑な場合、手動で IP アドレスを入力して接続する必要があります。
- iOS の制限:システムのサンドボックス制限により、ファイル保存パスをカスタマイズできず(「LANDrop」フォルダにのみ保存可能)。
send anywhere#
特徴#
- ローカルネットワークの制限なし、インターネット転送をサポート
- コアの利点:P2P ダイレクト接続技術を通じてネットワークを越えた転送を実現し、デバイスが同じローカルネットワークにない場合(例:遠隔地での転送)でも、インターネットを介して直接ファイルを送信でき、従来のローカルネットワークツールの地理的制限を突破します。
- ハイブリッド転送モード:P2P 接続が失敗した場合、自動的にサーバーを介して中継(ファイルは暗号化されて保存され、24 時間後に自動削除)。
- 極めてシンプルな操作と多様な共有方法
- 6 桁の数字キー:送信側が一時的なキー(例:
123456
)を生成し、受信側が入力することでファイルを取得でき、対面での迅速な転送に適しています。 - リンク / QR コード共有:短いリンクや QR コードを生成し、ソーシャルメディアで共有し、受信者がリンクをクリックすると直接ダウンロード(ウェブ版でのクライアントなしのダウンロードをサポート)。
- 6 桁の数字キー:送信側が一時的なキー(例:
- 全プラットフォームをカバーし、ウェブ版をサポート
- 主流のオペレーティングシステムをサポートし、Web 版(send-anywhere.com)を提供、クライアントをインストールせずにファイルを受信できる(臨時の転送に適しています)。
- モバイル版はシステムの共有メニュー(iOS の「共有」メニューから Send Anywhere を直接呼び出す)に深く統合されています。
- 大きなファイルの転送とデータ量の制限なし
- 無料版の単一ファイル上限は10GB(有料版は制限なし)、動画やデザインファイルなどの大きなファイルの転送に適しています。
- 転送速度はネットワークの帯域幅に依存し、P2P モードでは速度が理論的な最大値に近づきます(実測では国を越えた 1GB のファイル転送に約 2-5 分)。
- 基本的な暗号化とプライバシー保護
- 転送中はAES 256 暗号化を使用し、サーバーを介して中継されるファイルは 24 時間のみ一時保存され、データ漏洩のリスクを低減します。
- ユーザー登録を強制しないため、匿名性が高い(有料機能にはアカウントが必要)。
- 追加の実用機能
- ファイル履歴:有料版では過去 30 日間の転送履歴を確認できます。
- クラウドストレージの同期:有料版では Google Drive、Dropbox などのクラウドストレージと連携し、クラウドファイルを直接送信できます。
使用感想#
利点:
- シーン適応性が非常に高い:デバイスが同じネットワークにあるかどうかに関係なく、迅速に転送可能(例:遠隔地の同僚に大きなファイルを送信)。
- 操作のハードルが非常に低い:キー / リンクの共有方法は非技術ユーザーに優しく、特に臨時の共有に適しています(例:会議中に PPT を転送)。
- ウェブ版の互換性:受信者はソフトウェアをインストールする必要がなく、リンクをクリックするだけでダウンロード可能(クロスプラットフォームの障害を解決)。
- 転送成功率が高い:P2P とサーバー中継の二重保険により、複雑なネットワーク環境でも転送を完了できます。
不足:
- 無料版の広告干渉:モバイル版の無料版には下部に広告バナーがあります(有料サブスクリプションで削除可能)。
- プライバシーの懸念:ファイルは暗号化されていますが、サーバー中継モードでは依然としてベンダーを信頼する必要があります(LocalSend/LANDrop の完全なローカル転送と比較)。
- ネットワーク依存性が高い:双方のネットワークが NAT を通過できない場合(厳しい企業ファイアウォールなど)、サーバー中継を強制され、速度が大幅に低下する可能性があります。
- オープンソースの裏付けがない:クローズドソースソフトウェアであり、コードを自分で監査することができないため、プライバシーに敏感なユーザーには魅力が低い。
適用シーン#
- 地域を越えた転送:遠隔地のクライアントに大型のデザインファイルや動画素材を送信し、クラウドストレージの制限を回避。
- 臨時の共有:会議中にウェブリンクを介して資料を迅速に配布(参加者のメールアドレスを収集するのを避ける)。
- モバイルデバイスの直接転送:スマートフォンと友人のデバイスが 4G/5G ネットワークを介して直接写真や動画を互いに転送(同じ Wi-Fi に接続する必要なし)。
- クライアントなしでの受信:相手がソフトウェアをインストールしていない場合、リンクを介して直接ダウンロード(上司に緊急ファイルを送信する場合など)。
特性 | LANDrop | LocalSend |
---|---|---|
転送プロトコル | QUIC(UDP 最適化) | HTTP(TCP ベース) |
暗号化サポート | オプションのエンドツーエンド暗号化 | 暗号化なし(ローカルネットワークの安全性に依存) |
クリップボード同期 | ✔️ | ❌ |
ファイルプレビュー | ✔️(画像 / テキスト) | ❌ |
CLI ツール | ✔️ | ❌ |
リソース占有 | やや高い | 極めて低い |
iOS 体験 | より深く統合 | 基本機能が利用可能 |
特性 | Send Anywhere | LocalSend | LANDrop |
---|---|---|---|
転送範囲 | インターネットをサポート(P2P + サーバー) | ローカルネットワークのみ | ローカルネットワークのみ |
オープンソース | ❌ | ✔️ | ✔️ |
暗号化 | AES 256(サーバー中継の一時保存暗号化) | ローカルネットワークの安全性に依存 | オプションのエンドツーエンド暗号化 |
ウェブ版サポート | ✔️ | ❌ | ❌ |
最大ファイル制限 | 無料版 10GB / 有料版無制限 | 明確な制限なし(デバイス性能に依存) | 明確な制限なし(デバイス性能に依存) |
プライバシー制御 | ベンダーサーバーを信頼する必要あり | 完全にローカル化 | 完全にローカル化 |
典型的なシーン | 地域を越えたファイル共有 | ローカルネットワーク内のプライバシー転送 | ローカルネットワーク内の多機能協力 |